8月9日(火)8:30〜14:00
第1分科会【A】 10101教室
(1)オンラインプログラミング環境と学習管理機能の提案
大阪府 大阪電気通信大学 兼宗 進 09-1-1.pdf 発表スライド:09-1-1s.pdf
(要旨)本発表では、JavaScriptやドリトルなどの複数のプログラミング言語をWebブラウザで学習できる授業環境Bit Arrow(ビットアロー)を提案し、高校と大学での授業実践を報告する。また、授業ごとの生徒のプログラムを管理する仕組みとともに、プログラミングの課題や作品の評価を補助する機能についても検討を行い、試作した結果を報告したいと考えている。
(2)PROVIT:初学者向けC言語オンライン教育支援ツール
福島県 公立大学法人 会津大学 原 昂平 09-1-2.pdf 発表スライド:09-1-2s.pdf
(要旨)PROVIT(PROgramming VIsualization Tool)は次のことができる。(1)Cプログラムをソースコードレベルで逐次実行しながらその動きを視覚的にわかりやすく見せる。(2)自然言語でプログラムの文を解説する。(3)教員はプログラムの動きを従来より手軽に教えることが可能になる。(4)学生は自身の書いたプログラム中の間違っている箇所をprintfデバッグをしなくても発見しやすくなる。(5)場所と時間を問わずに利用することができる。
(3)「エイリアンとの交信」を題材としたプログラミングとアクティブ・ラーニング
神奈川県立津久井高等学校 大里 有哉 09-1-3.pdf 発表スライド:09-1-3s1.pdf / 09-1-3s2.pdf
(要旨)「プログラミング」も「アクティブ・ラーニング」も共に、いま情報科で注目されているキーワードである。プログラミングは決して易しいものではない。難しいプログラミングへの抵抗感を少しでも減らすために、VBAを未知なるエイリアンの言葉として考え、スモールステップによるストーリー仕立てのプログラミング学習を行った。また、ペアでのプログラムの評価・改善活動を多く取り入れた。本発表では、生徒も教員も取り組みやすいアクティブ・ラーニングによるプログラミングの授業を紹介したい。
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(4)プログラミングに関するアンケート調査
埼玉県立入間向陽高等学校 曽田 正彦 09-1-4.pdf 発表スライド:09-1-4s.pdf
(要旨)中学校時代にプログラミングに関して どの程度の教育を受けているのか高校生の調査し、結果をまとめました。 現状を把握した上で、今年度は各学校現場に応じた指導案を作成し先生方にお見せしたいと思います
(5)プログラミングに関する授業指導案
埼玉県立草加高等学校 鶴見 美子 09-1-5.pdf 発表スライド:09-1-5s.pdf
(要旨)この発表はプログラミングに関するアンケート調査の続編である。埼玉県研究委員会では、高校生に対し、プログラミングに関する意欲や知識を問うアンケートを実施した。結果、多くの生徒がプログラミングに対して難しいという印象を持ち、積み上げてきた知識も少ないことが分かった。研究委員会では、そのような現状を把握した上で、各学校の現状に応じた指導案を作成した。ここでは、その指導案について紹介する。
(6)小学校におけるプログラミング学習の検討~現状で可能な学習内容を考えてみる~
東京都立小金井北高等学校 飯田 秀延 09-1-6.pdf 発表スライド:09-1-6s.pdf
(要旨)次期学習指導要領では、すべての小学校でプログラミング学習を行うようになることが予想される。具体的な内容はこれからであるが、高等学校の教員としては、その内容を考えておく必要があると考える。そこで筆者がこれまでに高等学校(普通科)の授業で試したことのある教材を整理し、小学校でのプログラミング教育に応用するにはどのような形態の学習が適しているのかを検討したので報告する。
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(7)Scratchを用いた授業の実践報告
埼玉県立熊谷西高等学校 柳澤 実 09-1-7.pdf 発表スライド:09-1-7s.pdf
(要旨)ほぼ全員がプログラミング未経験という生徒を対象に、情報技術を活用するための技能の習得や表現力を養うという観点から Scratchを用いた授業を実践した。授業者にとっても初めての実践で生徒の反応の予想が難しいなかで開始したが、生徒は想定以上に真剣に取り組んでくれた。実践を通しての問題点や課題等について考察する。
(8)授業ツアーにおける授業改善への取り組み~東京都の場合~
東京都立神代高等学校 山本 博之 09-1-8.pdf 発表スライド:09-1-8s.pdf
(要旨)教員が授業改善に取り組むうえで,研修は重要な役割を担っている.1校1人配置が基本の情報科にとっては特に必要である.しかし,地方自治体が主催する研修では,教科「情報」の内容や指導方法などを継続的に学ぶことは難しい.そこで東京都高等学校情報教育研究会では,平成27年より授業ツアーと題して大規模な授業見学会を実施した.本発表では授業ツアーの概要,アンケート結果について報告する.
(9)パソコン甲子園を利用した情報教育の実践報告
福島県立会津学鳳中学校・高等学校 古川 達規 09-1-9.pdf 発表スライド:09-1-9s.pdf
(要旨)本校ではパソコン甲子園プログラミング部門の本選出場を目標として、生徒たちが日々プログラミング学習に励んでいる。中高一貫校として6年間を見通したプログラミング教育(授業及び部活動)と、会津大学が提供するオンライン講座や公開講座を積極的に利用することによる効率的なプログラミング教育の成果についての報告を行う。
第2分科会【B】 10102教室
(1)知財教育の新しい動き
三重県立津商業高等学校 世良 清 09-2-1.pdf 発表スライド:09-2-1s.pdf
(要旨)2016年3月に内閣官房知的財産戦略推進事務局によって「知財教育タスクフォース」が2回にわたって開催され、本年5月に公開された「知財推進計画」には取り組むべき施策が示されるなど、社会において知的財産に関する教育に関する大きな動きがあった。一方、今後、解決が望まれる課題が山積している様態でもある。
(2)新聞記事を利用した授業実践 情報科にはNIEが必要である
山口県立岩国高等学校 山下 裕司 09-2-2.pdf 発表スライド:09-2-2s.pdf
(要旨)授業で新聞記事を紹介することで生徒のモチベーションを高く保つことができる。情報科の取り扱う内容が、時の流れと直結することを感じさせることができる。タイムリーな話題提供が授業への興味を途切れさせずに継続できる.さらにただの話題のネタではなくIT技術がもたらす可能性や危険性に気付く格好の題材である。情報科もNIE(Newspaper in Education)の事例を重ねるべきである。
(3)生徒が主体的に価値観を交流する情報モラルの実践
大阪府立東百舌鳥高等学校 勝田 浩次 09-2-3.pdf 発表スライド:09-2-3s.pdf
(要旨)高校における情報モラル教育のより一層の充実が求められている.本発表では,情報モラルをコミュニケーションの問題と捉え,「ネット上でのコミュニケーション」をテーマとして,生徒に互いの価値観を交流させ,個人情報の公開範囲について考えさせた実践について報告を行う.また,生徒の「考えたこと・学んだこと」を記述したポートフォリオから,この実践がネット上でのコミュニケーション、特にプライバシーリスクを考える際にどのように役立ったかについて考察をする.
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(4)震災時の情報で考えるメディア・リテラシー教育の実践と考察
東京都立江北高等学校 稲垣 俊介 09-2-4.pdf 発表スライド:09-2-4s.pdf
(要旨)スマホが高校生に93.6%(2015年)も普及し,多くの生徒がネット環境を携行する時代となった。このような時代だからこそ,震災が起きるとネット上では情報が氾濫する。現在の高校生は,玉石混交の情報がある中で,情報を見きわめることが求められる。それはメディア・リテラシー能力と関連があると考え,本実践を行った。本論文は現状の問題提起と,それに対する教育実践と考察をまとめたものである。
(5)「うわさ」はどこまで扱えるか
東京都 中央大学杉並高等学校 生田 研一郎 09-2-5.pdf 発表スライド:09-2-5s.pdf
(要旨)学習指導要領では「情報の特徴とメディアの意味を理解させる」ことや「情報の受信及び発信時に配慮すべき事項を理解させる」ことが求められている。一方、生徒たちはLINEやTwitterを日常的に使っており様々な情報に接している。チェーンメールやデマの拡散に対して注意を促すといった生活指導的なアプローチだけでなく、「うわさ」の論理的な理解が必要だと考える。本発表では授業で扱った「うわさ」の論理的側面の紹介と授業の展開を模索する。
(6)映像制作から学ぶメディア・リテラシーの授業
大阪府 聖母被昇天学院中学校高等学校 岡本 弘之 09-2-6.pdf 発表スライド:09-2-6s.pdf
(要旨)高等学校情報科「社会と情報」の教科書の多くにメディア・リテラシーが取り上げられている。本実践は学校紹介のショートムービーを制作するプロジェクト型授業とそのふりかえりの授業を通じ、情報の送り手・受け手双方のメディア・リテラシーを育てることを目標に授業を行った。
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(7)高校生が先生にSNSを教える画期的な取組~「高校生によるSNS講座」を実践して感じたこと~
神奈川県立鶴見高等学校 柴田 功 09-2-7.pdf 発表スライド:09-2-7s.pdf
(要旨)SNSを使って児童・生徒がネットいじめや犯罪などに巻き込まれるトラブルが増えている一方で、高校生から見ると、学校の教職員はSNSに詳しくないことが多く、生徒の利用実態を把握できていないため、適切な助言をしてくれる存在になっていないと言われている。この事態を打開するため、神奈川県教育委員会ではSNSに詳しい高校生を募集し、高校生が講師役を務める「高校生によるSNS講座」を平成26・27年度末に実施した。その実践を通して見えてきた情報科の授業の在り方をここに示すことした。
(8)言語活動の充実を図るブレンディッドラーニングの研究 Moodleを活用したジグソー法の考察と実践
沖縄県立コザ高等学校 照屋 圭介 09-2-8.pdf 発表スライド:09-2-8s1.pdf / 09-2-8s2.pdf
(要旨)LMS(学習管理システム)の一つであるMoodleを活用し、ブレンディッドラーニングを実践した。本研究では、Moodleのファイルアップロード機能が付いた掲示板を、協働学習の課題共有の場として活用した。科目は専門教科「情報」の「ネットワークシステム」、単元は「TCP/IP」、協働学習では、ジグソー法やパフォーマンス課題を取り入れたグループ活動を行った。
(9)情報モラルと合意形成と
千葉県立八千代東高等学校 谷川 佳隆 09-2-9.pdf 発表スライド:09-2-9s.pdf
(要旨)情報モラルを指導するうえで危険なことの例ややってはいけないことを教えるだけでは効果的ではない。ネットやスマホなどとどう付き合っていくのか、生徒自らが考え、グループで意見交換をし、グループごとに合意形成しながら行動宣言という形で発表し、お互いに評価し合うという授業を行った。また、その実践をコンクールにも応募している。そのことを紹介する。
第3分科会【C】 10201教室
(1)問題解決型協働学習「ストーリーを組み立てろ!」~問題発見から解決までのプロセスを導き出す~
神奈川県立茅ケ崎北陵高等学校 乾 浩幸 09-3-1.pdf 発表スライド:09-3-1s.pdf
(要旨)「問題を探してそれを解決する」という意識が学習者である生徒の中に普段から存在しない限り「問題解決型」授業の効果は小さいのではないだろうか。テーマによっては、教員側が意図している問題を生徒たちだけで見つけることが難しいという場合もある。そのような視点から、「問題解決型」授業について授業内容を紹介し今後の課題を考察する。
(2)授業内容の理解度を測る論理フォームを活用した評価方法の提案
授業の振り返り(まとめ)を主張・理由・具体例にわけることで得られる効果
茨城県立東海高等学校 阿南 統久 09-3-2.pdf 発表スライド:09-3-2s.pdf
(要旨)H26・27年度国立教育政策研究所教育課程研究指定校事業の成果を発表する。ワークシートを活用した授業の振り返り(まとめ)の部分で,生徒が授業で何を学んだかについて記述させる論理フォームを開発し,生徒が記述した内容から授業内容の理解度を測れる評価基準を作成した。このフォームを活用することで,評価の精度の向上と評価に係る手間の軽減がはかられるだけでなく,生徒の論理的思考力・表現力も育成できるようになった。
(3)高校生への情報セキュリティ人材育成プログラム実践の効果と課題
埼玉県立新座柳瀬高等学校 藤巻 朗 09-3-3.pdf 発表スライド:09-3-3s.pdf
(要旨)情報技術の高度化に伴い情報セキュリティの重要性がより一層高まっている一方、対応できる情報セキュリティ人材が約8万人不足していることが官民で指摘されている。その対策の一つとして本校情報科では、単位制の特性を活かし三年間を見据えた情報セキュリティ人材育成プログラムを実践している。2015年度卒業生がプログラム完成年度を終了したことを踏まえ、特に情報セキュリティに対する知識と能力の向上について考察する
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(4)問題解決型授業による「モデル化とシミュレーション」の授業実践
埼玉県立川越南高等学校 春日井 優 09-3-4.pdf 発表スライド:09-3-4s.pdf
(要旨)次期学習指導要領編成に向けて、情報の科学的な理解に基づいた科目の検討がなされており、単元の1つに「コンピュータとプログラミング」があり、その中で「モデル化とシミュレーション」を学習することになっている。現行の「情報の科学」においても、問題解決のための手法として「モデル化とシミュレーション」の活用が求められている。その実践事例として、「情報の科学」において問題解決型の授業を行った。生徒が発見し解決に取り組んだ問題、作成したモデルとそのモデルによるシミュレーションを紹介する。また、生徒が自己評価として感じ取った学習成果についても紹介し、授業を展開する上での工夫や課題について報告する。
(5)システム論に基づく情報教育の授業計画と教育実践
京都府 京都市立西京高等学校 大西 洋 09-3-5.pdf 発表スライド:09-3-5s.pdf
(要旨)現在、文科省の情報WGでは、新課程「情報I(仮称)」において育む資質・能力の検討が進められているが、短期適応的な問題解決を導入に位置づけるなど、学習内容が深まらない懸念がある。本稿では、情報Iの内容と対応させつつシステム論や組織論の知見を取り込み、長期適応的に学習すべき、体系的かつ実践的な授業計画を提案する。提案に基づき作成した教材の紹介に加え、計画の一部に基づき行った教育実践とその評価を示す。
(6)ジグソー法を通して深める「情報の科学的な理解」
神奈川県立茅ケ崎西浜高等学校 鎌田 高徳 09-3-6.pdf 発表スライド:09-3-6s.pdf
(要旨)「社会と情報」において、「情報の科学的な理解」を深めることは、「情報の科学的な理解」な理解に裏打ちされた「情報活用能力」と「情報社会に参加するよりよい態度」を身につけることに繋がる。そこで「情報の科学的な理解」を深めるため、情報の科学を題材とした知識構成型ジグソー法を取り入れた学習を行い、他者と一緒に考えることで理解が深める「建設的相互作用」によって「情報の科学的な理解」が深まったか検証する。
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(7)学習指導要領に準拠するICTプロフィシエンシー検定を利用した授業実践報告とその展望に関する考察
愛知県立瀬戸北総合高等学校 田中 健 09-3-7.pdf 発表スライド:09-3-7s.pdf
(要旨)発表者の勤務校で開講されている学校設定科目『情報実務』において、普通教科「情報」学習指導要領の内容に約80%準拠するICTプロフィシエンシー検定(以降、P検)を導入した授業実践の報告と、近く予定されている高大接続に向けた展望の考察である。授業実践においては進路指導や年間行事計画に鑑み、生徒の進路実現に効果的で、学校運営上無理のない導入事例とすること、また、教科情報の専任ではない教員にも実践しやすい実践例・計画例となるよう心掛けた。
(8)参照基準における「情報一般の原理」に関連する授業実践
京都府 京都市立西京高等学校 藤岡 健史 09-3-8.pdf 発表スライド:09-3-8s.pdf
(要旨)日本学術会議は,平成28年3月23日に情報学分野における大学の教育課程編成上の参照基準を正式報告し,「情報一般の原理」を情報学の特性として学ぶべきであると明言している.筆者らは「情報一般の原理」の中心に位置付けられる「基礎情報学」を取り入れた授業をこれまでに各校で実践してきた.本発表では,基礎情報学研究会教員チームとして,各校での具体的な授業実践事例について報告する.
(9)教科「情報」に関連する内容を問う大学入試問題についての分析
神奈川県 神奈川大学 永松 礼夫 09-3-9.pdf 発表スライド:09-3-9s.pdf
(要旨)大学入試において、教科「情報」に関連する内容や考え方(インターネットやSNS,情報を活用した問題解決,情報の整理・表現・発信)について問う問題が、「情報」以外の科目で出題されることが多くなってきた。昨年と今年の大学入試問題からピックアップした例について、高校の学習指導要領、大学の情報科学カリキュラム、学術会議の策定した情報学の参照基準などの観点をふまえて考察した結果を報告する。
第4分科会【D】 10202教室
(1)【若手分科会1】動画作成に簡単なジグソー学習を導入してみた
埼玉県立庄和高等学校 大谷 光
(2)【若手分科会2】ビーバーコンテストを使った教員は頑張らない問題解決学習
埼玉県立三郷北高等学校 石井 政人
(3)【若手分科会3】ケーススタディ&発表で生徒自身が学ぶ「情報モラル」 授業実践報告
神奈川県立座間総合高等学校 井川 亜美
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(4)【若手分科会4】社会と情報における「情報モラル」に関する標語作成の授業実践報告
神奈川県立鶴見高等学校 井本 絵里
(5)【若手分科会5】「指導と評価の一体化」を意識した授業実践の報告
東京都立武蔵高等学校 朝比奈 岳彦
(6)【若手分科会6】情報教育の比較
東京都立総合芸術高等学校 千葉 緑
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(7)3Dプリンタを活用した普通科での授業実践 最新技術を身近に感じる「デジタルファブリケーション実習」
千葉県 学校法人日出学園中学・高等学校 武善 紀之 09-4-7.pdf 発表スライド:09-4-7s.pdf
(要旨)3Dプリンタについて盲学校や工業高校での実践例は幾つか報告されているが、普通科ではまだ数が少ないように思う。今年度高校3年の選択情報内で実施した「デジタルファブリケーション実習」について報告する。
(8)タブレットを使ったアクティブラーニング等の授業の実践報告
神奈川県 横浜市立南高校 佐野 和夫 09-4-8.pdf 発表スライド:09-4-8s.pdf
(要旨)小・中学校ではコミュニケーション能力や課題を解決する力を育てるうえで必要に応じてICTを活用することが大切であり,中でもタブレット端末をツールとして利用することが円滑な情報提供と共有につながることがわかっている.横浜市立南高等学校は,平成 27 年度にSGH指定校となり,アクティブ・ラーニング等の授業を頻繁に行うようになった.そこで高等学校においてタブレットを使った授業実践を行ったところ,問題解決的な学習に有効であることが確認され,生徒の関心・意欲・態度の向上が見られた.
(9)ディジタル教科書導入に先駆けて
大阪府 大阪暁光高等学校 北辻 研人 09-4-9.pdf 発表スライド:09-4-9s.pdf
(要旨)これまで、ディジタル教科書を使用した授業の実践報告等からその有用性が示されてきた。しかし、生徒の理解度を数値化し、明確な結果として評価されている事例は少ない。そこで、ディジタル教科書の導入に先駆け、教科書のPDF版を使用した場合と、使用しない場合において理解度を数値化する判断として定期考査を用いた。感想や実感だけでなく、数値による有用性について示し、見えてきたことを報告する。